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下地歯科ブログ

妊娠中の歯科治療、歯周病について 2019.04.22更新

 

こんにちは、下地歯科です。

 

さて、今月末から大型連休ですね(^^)

 

皆さん、ご予定はお決まりでしょうか??(^^;)

 

今回は、「妊娠中の妊婦さんの歯科治療」について更新したいと思います☆

 

妊娠中は、歯周病にかかりやすいと言われています。

 

歯周病菌の一部には女性ホルモンを栄養としているものがあり、女性ホルモンが急増しているうえに免疫力が低下している妊娠中は歯周病菌が異常に増殖し、歯肉が腫れやすくなります。

 

つわり気味のため、なかなか満足に口腔内のケアが出来ないことも大きな原因です。

 

 

一般的に妊娠中でも歯科治療は行えますが、妊娠初期には応急的な処置が中心となります。

 

妊娠中に歯肉から出血しやすくなる妊娠性歯肉炎の頻度は高く、その発現は妊婦35%以上にのぼると報告されています。

 

妊娠性歯肉炎は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストロン)という女性ホルモンの上昇と関連していると考えられています。

 

プロゲストロンの上昇は歯肉に炎症を起こりやすくし、同時に歯肉の血管に作用して出血しやすくします。

 

また女性ホルモンは歯と歯肉との間の溝(歯肉溝と呼びます)の中にいるある種の細菌の栄養源となり、細菌の増殖をもたらすとされています。

 

また妊娠の初期にはつわりで気分が悪くなり、歯磨きがおろそかになり、歯肉炎の原因であるデンタルプラーク(歯垢)の蓄積をまね きやすいことも関係しています。

 

これらのことから妊娠中は歯肉に炎症が起こりやすく、結果として出血しやすくなるのです。

 

妊娠性歯肉炎の治療は通常は麻酔などを必要とせず、状態に応じた歯磨き法を用いること、歯の周りの歯石等を除去すること、専門家による歯面清掃などにより改善することができます。

 

また内服薬も必要とせず、うがい薬を使う程度ですので、妊娠中のどの時期でも安全に治療することができます。

 

安定期に入られましたら、一度受診する事をオススメ致します。

 

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