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下地歯科ブログ

こども歯科

2023年06月19日 09:53 よく噛む8大効用 ひみこのはがいーぜ こども歯科

よく噛む8大効用 ひみこのはがいーぜ

ひみこのはがいーぜをご存知ですか??

弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。おそらくひみこはよい歯や歯ぐきをしていたという想定から、「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズは生まれました。よく噛むとなぜよいか、子どもたちに覚えてもらい、もっとよく噛まなければと思ってもらえるようにとの願いが込められています。

ひみこのはがいーぜ

ひ……肥満予防

よく噛まないで食べると、食事が早くなり、満腹感を得るまでにたくさん食べなくてはならなくなって、過食につながります。よく噛むことで、食べ物を十分に摂取したという満足感が得られ、肥満を防ぐことができます。

み……味覚の発達

よく噛むと素材そのものの味がよくわかるようになり、子どもたちの味覚の発達につながります。

こ……言葉の発音はっきり

よく噛むことで、顎が発達し、歯が正しくはえそろって、かみ合わせもよくなります。そのため、自然に、正しい口の開き方ができ、正しい発音ができるようになるといわれています。

の……脳の発達

ねずみの実験で、固形食を与えられたねずみと粉末食を与えられたねずみでは、固形食を与えられたねずみのほうが条件回避学習の成績がよかったそうです。また、咬合力の強い子ほど、幾何図形のテストの点数が高いことを示すデータもあります。

は……歯の病気予防

よく噛むと顎が発達するので、歯がきれいに生えます。また、歯の根がぐっとはって磨きやすくなり、むし歯を予防し、歯垢もたまらないので、歯周炎も防ぎ、歯槽のうろうの予防にもなります。

が……ガン予防

発がん物質は唾液に30秒つけておくと毒消しの効果があるそうです。よく噛むと唾液がよく出て、食物と混ざり、がん予防に役立ちます。

いー……胃腸快調

よく噛むことは消化吸収をよくし、胃腸の働きを活発にします。

ぜ……全力投球

歯並びと運動能力には関係があることがわかっています。実業団のトップクラスの選手と一般のサラリーマンに対して行った健康調査ではスポーツ選手は歯並びが「良い」人が「悪い」人を上回っているのにたいし、一般の人は歯並びが「良い」より「悪い」が多くなっていたそうです。全力投球するうえでの歯の大切さがわかるデータです。


2023年04月10日 14:56 「感染の窓」 こども歯科

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌はいません。

赤ちゃんは大きくなるにつれて少しずつ菌に慣れ、お口の中に健康を保つための良い常在菌を増やしていきます。

しかし、家族など周囲の大人が赤ちゃんとスキンシップをとったり、飲み物や食器を共有することで唾液を介し、むし歯菌がうつってしまいます。

ミュータンス菌のすみかは「歯」なので、歯がはえてくる時期がもっとも注意が必要です。

 

むし歯になりやすい時期は3度ある

 

この感染の窓が開く時期にお子さんの歯をしっかりケアすることは、大切な歯をむし歯から守るために重要です。

「感染の窓」というむし歯になりやすい時期は、歯が生えてくる頃と生え変わる頃と言われています。

 

■乳歯の奥歯が生え揃う頃

年齢でいうと1才7ヶ月から2才7ヶ月の頃です。

大人からむし歯菌が感染しやすい時期でもあります。

 

■6才臼歯(きゅうし)が生えてくる頃

およそ5才後半から6才頃までです。

この時期に一番奥に生えてくる歯のことを6才臼歯といいます。生えたばかりのこの歯は歯質が弱く酸に弱いためむし歯になりやすいのです。

歯肉から顔を出す間際は、特に歯ブラシが歯の表面に届きにくいため注意が必要です。

 

■12才臼歯が生え揃う頃

12才臼歯とは、一番奥にある6才臼歯よりさらに奥に生える歯のことで、13才頃までに生えます。

歯ブラシが届きにくく、目視で確認しづらい歯です。歯みがきが不十分になりやすく、6才臼歯と同じく生えてくる最中にむし歯になる子も多くいます。


2022年02月20日 09:07 噛む こども歯科

こんにちは、下地科医院です。

“子供が良く噛まずに食べる事が多いです。”

この様なご相談がありました。

昔に比べ、食生活の変化により柔らかい食べ物が増えてきました。

離乳食は、もともと歯が無い、少ない状態で口から母乳やミルク以外の栄養を摂取するという目的で食べますので、噛まなくもさほど問題はありません。

しかし、乳歯が生え揃えば、しっかりと噛む事を教えてあげる事が大切です。

乳歯でしっかりと噛まないと、永久歯が生え揃ってきても、食べ物をしっかりと噛めない、という食生活になってしまう可能性があります。

しっかり噛むコツとして

①やや固めの食事にする

生の野菜など、ガジッとかぶりつくのも良し、生が苦手な場合は、ボイルを短めにして、やや固めにしたり工夫する

②一緒に噛む回数を楽しく数える

忙しい食事の時間かもしれませんが、一緒に回数を数えながら楽しく食べる。

大人も噛む事が大切な事は変わりません。しっかり噛む事で満腹中枢も刺激されダイエットにも効果あります。

また、ご高齢の方は、認知症予防や、唾液の分泌抑制など、噛む事は良い事が沢山あります。

ですので、幼少の頃から、噛む事がどれだけ生涯にわたり、健康の一つとして大切なのか教えてあげて下さい。


2021年10月15日 09:35 シーラントでむし歯予防! こども歯科

こんにちは、下地歯科です

シーラントはむし歯になりやすい奥歯の溝をプラスチックで塞いでむし歯予防をする処置です。

歯の溝を埋める事で汚れが残りにくくなり歯磨きもしやすくなります。

生えたての歯は柔らかくむし歯になりやすいので奥歯が生えたら早めにシーラントをする事をお勧めします。

フッ素配合のレジンという素材で歯の溝を埋めることで食べカスや汚れが溝に入らないようにしてむし歯を防ぎます。

生まれたての永久歯は歯質が脆く、また背が低く磨きにくいためむし歯になりやすいです。

 

部位的にも奥歯はいくら丁寧に歯磨きをしていても溝が深いためなかなか汚れが取れません・・

磨いているつもりでも、『磨けていなくてむし歯になってしまう』という事が非常に多いです。

 

シーラントのデメリットとして永久的な処置ではありませんので外れてしまう事があります。3

か月~6ヵ月に1度の定期検診などでチェックしてもらい、必要があればシーラント剤をたしてもらいましょう。

シーラントはいつにするのがベスト?

シーラントは、むし歯ができやすい時期・むし歯ができやすい部位に行う事がポイントです。

多くのケースが第一大臼歯に施されることが多いです。この第一大臼歯は個人差がありあますが、

6歳頃には生え始めてきます。この時期は、子供が自分で満足に歯のケアをすることができないことが多く、むし歯になりやすいです。

 

奥歯なので永久歯が生えてきた事も気づかないことも少なくありません。

ですので、歯科医院での定期的な検診がむし歯予防にとって必須となります。

小さなお子様の時期からむし歯がなくても歯医者さんに通う事、を生活の一部として大切なお子様の歯と歯茎、お口全体の健康を守ってあげましょう。

シーラントのお勧めの記事はこちらです★

http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/faq04.html#faq_b0404

 


2021年02月15日 13:18 こどもの歯肉炎 こども歯科

こんにちは、今福鶴見 下地歯科です。

子供の歯肉炎について更新したいと思います。

『歯肉炎は子供でもなりますか?』

先日、当院に通われる親御さんからこのようなご質問がありました。

子供の歯肉炎は、5~14歳でおよそ19%に歯肉の炎症状態があり、約17%に歯石があったと報告されています。

特に、思春期(11~14歳ころ)に歯肉が一時的にはれたりして、少しの刺激で歯肉からの出血することもありますが、これはほとんどの場合、思春期性歯肉炎と考えられます。

とくにこの傾向は、女の子に多くみられます。思春期にはホルモンの分泌が増え、これを栄養源にして歯周病菌の働きが活発化することが原因で歯肉炎になると言われています。

特に女性ホルモンは歯肉の炎症を助長します。

思春期性歯肉炎の多くは、この時期だけの一時的なものですが、歯磨きの磨き残しがないか、口臭が気になるか、歯茎が出血している、など小さなサインに気づいてあげることが重要です。

このような状態を放置または気づかないでいると、本格的な歯周病に進む恐れがあります。

思春期の子供は部活動や受験、塾で忙しく、また、プラークを形成しやすいファストフードや菓子類を食べる機会も多いようですので、よい一層、親御さんの管理が必要となります。

これくらいの年齢になると、歯磨きの管理は、お子様ご自身に任せることがほとんどですので、1日1回は、親御さんのサポートをしてあげて下さい。

歯科医院でのケアとして、必要であれば歯石を取れば、 ほとんどの場合問題なく健康な状態を回復します。

思春期が過ぎれば炎症はある程度軽減しますが、完全に治ることはありませんので、心配な方は一度ご相談下さい。

その他にも、お子様の歯並びやむし歯などのご相談も行っていますので是非ご来院ください。


2020年10月18日 15:16 こどもの歯を強くする こども歯科

こんにちは、今福鶴見の下地歯科です。

お子様の歯は3歳で20本の乳歯が生え揃い、小学校入学位になると今生えている乳歯の奥に”6歳臼歯”という初めての永久歯が生えます。

6歳臼歯は噛み合わせの中心となる歯で、噛む力が強い為、非常に重要な存在です。

6歳臼歯の奥歯は溝が多く、ブラッシングが十分に出来ない為、歯垢などがたまってむし歯になりやすいので、

シーラントをこの溝の部分に塗布してあげることで、むし歯になりにくい歯にします。

この溝を埋めるのをフィッシャーシーラントと言います。

むし歯予防に、フィッシャーシーラントを塗布する事をお勧めします。


2019年11月16日 08:44 こどもの癖について こども歯科

こんにちは、今福鶴見の下地歯科です。

 

今日は、お子様のクセについて更新します。

以下の様なクセはありませんか?

 

・口で呼吸している         

・指しゃぶり

・爪を噛んでいる            

・ほおずえ

・うつ伏せ寝     

・飲み物を飲み込む時に舌が出る

・テレビを見ている時、ゲームをしている時などに口が空いている

・片方で噛む     

・唇を常に噛んでいる

 

これらは歯並びが悪くなる要因として挙げられるクセの例です。

指しゃぶりが長く続いてしまうお子様も要注意です。

 

指しゃぶりは何歳まで?

指しゃぶりは2歳児の、ほぼ半数のお子さんに見られる「くせ」です。

3才までなら指しゃぶりをしていても心配ありません。

3才まで、というのはまだ歯が抜けかわっていない乳歯の段階です。

このころは指しゃぶりによって歯並びが悪くなることはほとんどありません。

 

* 4歳位からしゃぶらなくなりますが、万が一指しゃぶりを続けていて、前歯の上下のかみ合わせが気になりましたら、一度ご相談に来てください。放置しておくと出っ歯になったり開咬(上下の前歯がかみ合わない)になったりする危険性があります。

また、指しゃぶりを放置すると、舌を前に出すくせ(舌癖)がついたり、発音が不明瞭になることも少なくありません。

うつぶせ寝は、頭の重みが口の周辺にかかってきますので、顔の向きも、左右どちらかに偏ることが多いです。

頬杖を付くと付いている側の顎が圧迫されて顎の左右のバランスが狂ってしまい、歯並びが悪くなってしまいます。

乱杭歯や受け口などの可能性が高くなります。

クセが原因で歯並びが悪くならない様に、日頃からのこどもへの観察をおこなってあげて下さい。


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