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こどもの歯肉炎
2021.02.15更新
こんにちは、今福鶴見 下地歯科です。
子供の歯肉炎について更新したいと思います。
『歯肉炎は子供でもなりますか?』
先日、当院に通われる親御さんからこのようなご質問がありました。
子供の歯肉炎は、5~14歳でおよそ19%に歯肉の炎症状態があり、約17%に歯石があったと報告されています。
特に、思春期(11~14歳ころ)に歯肉が一時的にはれたりして、少しの刺激で歯肉からの出血することもありますが、これはほとんどの場合、思春期性歯肉炎と考えられます。
とくにこの傾向は、女の子に多くみられます。思春期にはホルモンの分泌が増え、これを栄養源にして歯周病菌の働きが活発化することが原因で歯肉炎になると言われています。
特に女性ホルモンは歯肉の炎症を助長します。
思春期性歯肉炎の多くは、この時期だけの一時的なものですが、歯磨きの磨き残しがないか、口臭が気になるか、歯茎が出血している、など小さなサインに気づいてあげることが重要です。
このような状態を放置または気づかないでいると、本格的な歯周病に進む恐れがあります。
思春期の子供は部活動や受験、塾で忙しく、また、プラークを形成しやすいファストフードや菓子類を食べる機会も多いようですので、よい一層、親御さんの管理が必要となります。
これくらいの年齢になると、歯磨きの管理は、お子様ご自身に任せることがほとんどですので、1日1回は、親御さんのサポートをしてあげて下さい。
歯科医院でのケアとして、必要であれば歯石を取れば、 ほとんどの場合問題なく健康な状態を回復します。
思春期が過ぎれば炎症はある程度軽減しますが、完全に治ることはありませんので、心配な方は一度ご相談下さい。
その他にも、お子様の歯並びやむし歯などのご相談も行っていますので是非ご来院ください。