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下地歯科ブログ

義歯性口内炎 2021.11.15更新

こんにちは、下地歯科です。

ご高齢者のお口の中のトラブルの一つでもある、義歯性口内炎ご存知でしょうか?

入れ歯も歯と歯ぐきもご自身のお口と同様に、専用のブラシで丁寧にブラッシングして、お口の中を清潔に保つことが重要です。

義歯性口内炎は義歯によって口の粘膜が継続的に圧迫されたりこすれたりすると、発赤や炎症、潰瘍などができ、口内炎の原因となります。

義歯の裏側の歯肉と接する部分に歯垢(デンチャープラークと言います)がつき、そこにはカンジダ菌が多数含まれており、発赤や出血の原因となります。

 

主な症状はお口の中のあらゆる所に白くて柔らかいコケのような膜ができたり腫れや痛み、出血、味覚の変化などで、傷口にしみたり、味覚が変わったりすることもあります。

 

義歯性口内炎を予防するためには、お口の中と入れ歯の両方を清潔にしておくことが大切です。

入れ歯と粘膜の間は非常に汚れが溜まりやすく、水分を含んでいるので細菌も繁殖しやすくまります。

そうなるとカンジダ菌にとって住みやすい環境となっています。

また、カンジダ菌は常在菌であり通常であれば病原性が低いので悪さをすることは少ないですが、免疫力や体力の落ちた人は口内炎、食道炎、心内膜症などを起こすことがあります。

ご高齢の方は特に免疫力が低下した時などに口内炎を引き起こす事が多いかと思います。

高齢者は口内炎だけはなく、お口の中の清掃が正しくできていない場合は、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因にもなりますので、日頃から口の中と入れ歯の清潔に気をつけていきましょう!

「義歯が合わない」などの不具合をしっかり調節するとともに、義歯と歯肉の両方をしっかりブラッシングして、口の中を常に清潔に保つことが重要です。

 

https://www.houmonshika.org/oralcare/c46/

日本訪問歯科協会のホームページに、義歯性口内炎が掲載されています。

 


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