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下地歯科ブログ

歯の根っこ治療 2023.03.15更新

むし歯が神経まで達すると歯の根っこの治療を行います。

これを根管治療と言います。

簡単にいえば、歯の根管を清潔にするための治療のことです。

根管治療を行うことで、抜歯を避ける可能性を高めることができるのです。

根管治療は実際には目に見えない歯の中をきれいにする治療です。

しかも非常に狭い上にまっすぐでは無く、細かく曲がっていたり、分岐していたりします。

複雑な形をしていますし人によっても様々ですので、完全な消毒や清掃が困難なケースが一般的です。

研究の結果では根管治療で除去できる感染物質は60~80%と言われています。

しかも、大きく削って感染物質を取り除くほど、歯そのものは細く、薄くなってしまいます。

仮に完全に感染物質を取り除けても、歯の噛むチカラに耐えられない可能性が高くなってしまいます。

さらに、歯髄を除去してしまうと、歯の弾性(しなり)が失われる事により、破折する可能性も高くなります。

歯の中の感染物質だけを可能な限り取り除き、歯の質をできるだけ残したとしても、歯髄を除去してから時間が経過すればするほど、やはり歯の弾性が失われますので、破折の危険性は高まります。

 

たまーに痛いのは放置しても大丈夫?

来院習慣のない方は、少し歯がしみたりしても気のせいだ、一時的なものだと勘違いして多くの方が来院されません。
しかし、それは病気が進行している証拠です。

歯が痛む多くの方はすでに抜髄(根管治療)が必要になるまで虫歯が進行している、もしくは抜歯するしかない状態まで進行しています。

痛みが引いたからと言って来院しないのは決して良くありません。

根管治療は回数がかかる治療ですので、最後まで必ず受診して下さい。

 


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