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下地歯科ブログ

高血圧とお口の関係 2024.10.21更新

高血圧とお口の関係

実は高血圧とお口の健康に深いつながりがある事をご存知でしょうか?

 

高血圧が指摘されるのは、繰り返しの血圧測定により最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合です。この状態が持続することで、心臓病や脳卒中などのリスクが高まり、全身の健康に様々な影響を与えます。

 

高血圧患者様の口腔内に見られる特徴

高血圧はその大半が原因不明の「本態性高血圧」と言われるものです

「本態性高血圧」とは、特定の原因が見当たらないものの、生活習慣病の一環として捉えられる高血圧症のことを指します。

これは様々な要因が重なり、具体的な原因が特定できない高血圧です。

高血圧と診断される人の約90%が、本態性高血圧であるといわれています。

食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレス、遺伝的体質など、遺伝的要因や生活習慣によるものがいくつか重なり起こっていることが分かっています。

 

この状態は、動脈硬化や高脂血症といった他の健康問題と深い関連があり、心血管系の病気へと繋がる危険性を内包しています。

 

高血圧症の管理に用いられる降圧剤には、多岐にわたる副作用が存在します。

降圧剤のなかにはその副作用で口腔乾燥を起こすこともあるため、それが歯周病の進行を早めているとも考えられます。

口腔乾燥は唾液の減少を招き、唾液が持つ天然の洗浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすい環境となります。これらの状態は、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高め、結果として全身健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

 

高血圧の人は中等度の歯周病が健常な人の1.5倍になると報告されています。

歯肉増殖がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に定期的なプラーク除去をしてもらって歯周病予防に努めましょう。

そして、歯科治療時には、「高血圧であること」を事前に知らせておきましょう。


下地歯科

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