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お口の健康と寿命の関係
2025.06.20更新
歯の健康は、心身の健康やQOL(生活の質)に大きく影響します。最近の研究で、65歳以上の高齢者において、残存歯数が20本以下であることは、死亡リスクや身体機能障害リスクの上昇と関連することが明らかになりました。
お口の健康と寿命の関係
歯の本数と寿命が関係する理由は、口の中の影響が広く全身にも及ぶためです。
たとえば、中高年で歯を失う原因の多くは歯周病によるものですが、実はこの歯周病を引き起こす細菌が血流に入り込むことで、脳卒中・心臓病・糖尿病の悪化といった全身疾患の原因になります。また、歯の数が少ないと転倒リスクや認知症のリスクが高くなることが分かっており、要介護の可能性も高まります。
このように、歯の本数が少ないことは、想像以上に全身に影響を及ぼすのです。
また、せっかく長生きしても、歯が残っていなくては豊かな食生活を楽しむことができません。20本以上維持できれば、タコ・イカ・肉・たくあん・おせんべいなど、ほとんどのものが食べられますが、5本以下になると、バナナやうどんといった柔らかいものしか食べられなくなります。一生20本以上の歯を残すこと。これを目指すことは、確実に「豊かで健康に長生きすること」に繋がります。
歯の健康は、健康寿命を延ばすために重要な要素です。日頃から歯磨きや定期的な歯科検診などを行い、口腔の健康状態を良好に保つようにしましょう。