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プラークコントロール
プラークというのは歯にたまる白っぽいカスのことですが、これは食べかすではなく、お口の細菌の集合体です。
蓄積したプラークは、放置しておくと虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。
そのため、歯に歯垢がたまらないようにコントロールすること、それがプラークコントロールです。プラークコントロールを実践するためには、歯磨きももちろん大事ですが、実はそれだけでは十分ではありません。
プラークコントロールを実践するために必要なこと
◆正しい歯磨きを実践する
プラークを分解する歯磨き粉を使っていればプラークコントロールができる、というわけではなく、実際、歯磨き粉というのは、プラークコントロールに欠かせないもの、というものでもありません。
本当に大事なのは、歯ブラシで機械的にきちんと歯磨きができていることです。
ただし、歯磨きもただただゴシゴシと磨くだけではあまり効果がなくむし歯や歯周病を効果的に予防するためには、ポイントを抑えた正しい磨き方ができていることが重要です。
その為に歯科医院で正しい歯磨きの仕方についての指導を受けておくことをオススメします。
◆食生活に注意する
プラークというのは、食事内容、食事の摂り方によってもつき方が変わってきます。
たとえば、砂糖の入ったものをよく食べる、間食をする、炭水化物をよく食べる、寝る前に食べる、
というような食生活をしている人はプラークが溜まりやすくなり、例え歯磨きをしっかりとやっていたとしても、取り残しが出る可能性も高くなるため、歯のトラブルを起こしやすくなります。
◆歯医者で定期的なケアを受ける
どんなに歯磨きが上手な人でも、100%汚れを取り切ることは難しく、いくらか磨き残しが出てしまいます。
そしてその磨き残しが蓄積していくと、そこから虫歯や歯周病が発症してしまいます。そのため、数ヶ月に一度(個人によって差があります)は、歯科でクリーニングを受けることが大事です。
歯磨きのタイミング 2025.02.12更新
歯磨きのタイミング
朝起きた時、ご飯を食べた後、夜寝る前…。
「歯みがき」は、みなさんの歯を守るために欠かせないセルフケア。
たとえ忙しかったり面倒くさくても「この時だけは絶対磨くべき!!」というタイミングがあります。
寝る前に歯みがきだけは絶対にしましょう!と言ってしまうと、「他の時間はしなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、もちろんそうではありません。
しかし、それぐらい就寝前の歯みがきは大切。
本来私たちのお口は「だ液」が殺菌や歯の再生などを促し、健康な状態を保とうとしています。
しかし、睡眠中にはその「だ液」がほとんど分泌されません。
つまり、眠っている間は口腔内が乾き、菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。
むし歯の発生には、むし歯菌、歯の質、糖分、時間の経過が関係しています。
むし歯菌は、食べ物に含まれる糖分を食べて増殖し、酸を排出します。
その酸によって歯の表面を覆うエナメル質は溶け出してしまうので、「糖分がお口の中に長い時間とどまっている状態」は、むし歯菌に餌を与え続けているようなもの。
そのため、就寝前にはフロスや歯間ブラシも使って可能な限りお口を清潔にするのがおすすめです。
さらに、食事やおやつの後の「細菌が増えやすいタイミング」も欠かさず歯みがきをして、細菌から歯を守っていきましょう。
シーラント 2025.01.20更新
シーラント
お子様の乳歯が生えそろったら、歯医者さんで虫歯予防のケアを受けるのがおすすめです。歯科医院で行う子どもの虫歯予防には、「フッ素(フッ化物)塗布」のほかに「シーラント」と呼ばれる予防処置があります。
シーラントってなに?
シーラントは奥歯の噛む面の溝をプラスチック樹脂で埋める処置です。
汚れが溜まりやすい奥歯の溝は、「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの境目」と並ぶ虫歯の好発部位となっています。シーラントはこの溝を浅くすることで食べかすやプラークを溜まりにくくし、虫歯を防ぐのが特徴です。さらに、シーラントにはフッ素(フッ化物)が含まれているため、歯質を丈夫にする効果や再石灰化(歯の修復機能)をうながす効果も期待できます。
シーラントを行う年齢の目安
- 乳歯・・4~5歳頃
- 6歳臼歯・・6歳頃
- 永久歯の前歯・・7~8歳頃
- 永久歯の奥歯・・9~12歳
シーラントをしたあと気をつけること
シーラントは子どもの虫歯予防のために行うものですが、「シーラントをしたからもう虫歯にならない」と思うのは間違いです。どうしてなのかご説明します。
- シーラントは咬合面の溝に出来る虫歯を予防するが、歯と歯の間などに出来る虫歯は防げないため、毎日の歯磨きなどのケアはしっかりと続ける必要があります。
- シーラントは次第にすり減ってきて半年くらい経つとかなり取れてしまいます。そのため、半年後くらいにシーラントの処置をもう一度行う場合もありますので、歯科医師の指示に従ってください。
2025年 2025.01.06更新
明けましておめでとうございます。
本年も皆様の健康をお口の中からサポートさせて頂き、一人でも多くの患者様が笑顔に、また健やかに過ごしていただけるように努力していきたいと考えております。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
12月のお知らせです☆ 2024.12.01更新
火曜日、水曜日、13日の金曜日は9:30〜16:30までの診療です。
19日木曜日は9:30〜11:30の午前のみの診療です。
年末年始は12/29〜1/5まで休暇となります。
よろしくお願いいたします。
唾液の働き 2024.11.07更新
よく噛んで唾液を分泌させることは大切?
はい、非常に大切です。
よく噛むことは唾液の分泌を促して消化を助け、またストレスの解消にもなり、健康維持に役立つことが知られています。ゆっくり食べると満腹感も得られやすいことが知られています。
唾液には消化や潤滑などの働きの他、洗浄や抗菌作用などがあり、口の清潔や肺炎予防などに欠くことができない貴重なものです。唾液のネバつきは水分不足のサインですので気をつけてください。
手軽に噛めるという点で、チューイングガムは便利です。入れ歯の方には、「歯につきにくいガム」もあります。キシリトール入りのガムにはむし歯予防効果もあります。
口が渇いてしまう場合はどうすれば良い?
水分の不足やストレスなどで、唾液が減ることが原因です。ストレスの緩和も兼ねて、ガムなどを噛むのも有効です。水分を口に含んで潤したり、マスクをつけて蒸発を予防するのも良いでしょう。かぜやインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくなり口の乾きも和らげることができます。特に、冬場の避難所のような湿度の低い環境では有効です。歯みがき剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。小豆大程度を、舌や頬の粘膜に薄く塗り広げてください。入れ歯が歯肉に接する部分に塗ると、入れ歯の安定に役立つことがあります。
高血圧とお口の関係 2024.10.21更新
高血圧とお口の関係
実は高血圧とお口の健康に深いつながりがある事をご存知でしょうか?
高血圧が指摘されるのは、繰り返しの血圧測定により最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合です。この状態が持続することで、心臓病や脳卒中などのリスクが高まり、全身の健康に様々な影響を与えます。
高血圧患者様の口腔内に見られる特徴
高血圧はその大半が原因不明の「本態性高血圧」と言われるものです
「本態性高血圧」とは、特定の原因が見当たらないものの、生活習慣病の一環として捉えられる高血圧症のことを指します。
これは様々な要因が重なり、具体的な原因が特定できない高血圧です。
高血圧と診断される人の約90%が、本態性高血圧であるといわれています。
食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレス、遺伝的体質など、遺伝的要因や生活習慣によるものがいくつか重なり起こっていることが分かっています。
この状態は、動脈硬化や高脂血症といった他の健康問題と深い関連があり、心血管系の病気へと繋がる危険性を内包しています。
高血圧症の管理に用いられる降圧剤には、多岐にわたる副作用が存在します。
降圧剤のなかにはその副作用で口腔乾燥を起こすこともあるため、それが歯周病の進行を早めているとも考えられます。
口腔乾燥は唾液の減少を招き、唾液が持つ天然の洗浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすい環境となります。これらの状態は、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高め、結果として全身健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
高血圧の人は中等度の歯周病が健常な人の1.5倍になると報告されています。
歯肉増殖がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に定期的なプラーク除去をしてもらって歯周病予防に努めましょう。
そして、歯科治療時には、「高血圧であること」を事前に知らせておきましょう。
染め出し 2024.09.19更新
染め出し
皆さんは歯科検診などで、染め出ししたことがありますか?
染め出しは歯のプラーク(歯石)を色で染めてくれるものです。染め出しをして分かることは歯磨き習慣の癖や磨き残しの場所です。汚れを見える化することで、
・どんな磨き方をしているのか?
・磨くのが苦手な場所
がはっきりわかります。
染め出し液で染まったところ=歯磨きが苦手なところ、なのです。
歯垢を赤く染めることによって、「こんな場所にこんなにみがき残しがありますよ」とはっきりとわかります。丁寧に歯を磨いている患者さんでも、歯が全く染まらないということは殆どありません。
・右利きで右側に汚れが集中している
・奥歯はきれいなのに前歯に汚れが集中している
・歯の表面はきれいでも歯と歯の間が染まっている
など磨き方に癖がある場合も染め出しでわかります。
染め出しをする事で、ご自身の磨き方の偏りの癖などが目視ではっきりと分かり
普段の歯磨きで意識して磨く事ができるのです。
そして、次の検診などで改善されているか観察しています。
しかし、どんなに歯を磨いても赤い染め出しが取れないところは、むし歯の可能性があります。
また詰め物やかぶせ物の境目が赤く染まり歯ブラシをしても取れない部分も、隙間が空いていて歯垢が入り込んでいたりむし歯になっている状態です。
むし歯は初期対応が重要ですので、この染め出しがむし歯治療の早期治療には重要な処置となります。
気になる方は、検診にお越し下さい★
健康なよい歯 2024.08.15更新
『健康なよい歯』の状態を保つには、毎日の歯みがきが不可欠です。しかしどんなに歯をみがいても汚れの落ちにくい場所があります。
それが、「歯」と「歯ぐき」の間にある、『歯周ポケット』と呼ばれる「みぞ」です。
「歯周ポケットという名前は聞いたことがある」という方も多いと思いますが、
実は、歯周ポケットの存在は「歯を失ってしまう前兆」でもあるのです。
◆『歯周ポケット』ってナニ?
歯と歯ぐきの間には「歯肉溝(しにくこう)」と呼ばれる溝があります。
プローブという歯肉溝の深さを測る歯科用の器具で測定します。検診などで、歯茎がチクチクする検査しますね、と言われた事がある方は多いのではないでしょうか?(^^)
健康な歯ぐきの深さは1〜3mm程度です。
この歯肉溝に歯垢(プラーク)が溜まり、歯垢の中にいる歯周病菌により歯ぐきが炎症を起こすと溝が深くなっていきます。
この深くなった溝を「歯周ポケット」と呼びます。
歯周病は歯ぐきの腫れや出血、口臭、膿などの症状を引き起こし、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かして歯が抜け落ちてしまうことがある病気です。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、さらに歯垢が溜まりやすくなって歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病菌はただ歯周ポケットを深くするだけではなく、同時に『歯石』を作りだし、そこを隠れ家にしてどんどん繁殖していきます。歯の表面はもちろん、歯周ポケットの中にも「歯石」を作りだすのです。その奥には歯ブラシも届かないため、「細菌のすみか」となり、
恐ろしい数の細菌が繁殖します。
歯周ポケットの深さを測る検査を定期的に行うことで、歯を失う病気の歯周病を防ぐ事ができます。
歯科検診は、歯や歯茎の痛みがなくても、この歯周ポケットの状態を調べるためにも
非常に重要な検診なのです★
知覚過敏 2024.07.10更新
知覚過敏を放置すると、、、
冷たいものが「キーン」と歯にしみる知覚過敏…ふと気がつけば自然に治っていたという経験はありませんか?知覚過敏は軽度な初期段階では自然治癒することがあります。
知覚過敏の状態を放置したからといって、重篤な病気につながるわけではありませんが、
食べ物をしっかり噛むことができなかったり、食生活が偏ったりする原因にはなります。
また、噛み方が変われば顎の筋肉の付き方、輪郭まで変わってしまう可能性がありますし、何より食事が楽しくありません。
単なる知覚過敏と勘違いし、むし歯や歯周病を放置して重症化させるというケースはよく見られます。
進行した知覚過敏の場合は、自然に治ることはあまりありません。歯の表面をコーティングする方法や過敏になっている神経をレーザーで鎮める方法など、歯医者さんで知覚過敏の治療を受ける必要があります。あまりにも知覚過敏が酷い場合、最終手段として歯の神経を抜くことがあります。
そのため、少しでも違和感があった場合は、歯科医院を受診することをお勧めします。