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シニア歯科
高血圧とお口の関係
実は高血圧とお口の健康に深いつながりがある事をご存知でしょうか?
高血圧が指摘されるのは、繰り返しの血圧測定により最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合です。この状態が持続することで、心臓病や脳卒中などのリスクが高まり、全身の健康に様々な影響を与えます。
高血圧患者様の口腔内に見られる特徴
高血圧はその大半が原因不明の「本態性高血圧」と言われるものです
「本態性高血圧」とは、特定の原因が見当たらないものの、生活習慣病の一環として捉えられる高血圧症のことを指します。
これは様々な要因が重なり、具体的な原因が特定できない高血圧です。
高血圧と診断される人の約90%が、本態性高血圧であるといわれています。
食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレス、遺伝的体質など、遺伝的要因や生活習慣によるものがいくつか重なり起こっていることが分かっています。
この状態は、動脈硬化や高脂血症といった他の健康問題と深い関連があり、心血管系の病気へと繋がる危険性を内包しています。
高血圧症の管理に用いられる降圧剤には、多岐にわたる副作用が存在します。
降圧剤のなかにはその副作用で口腔乾燥を起こすこともあるため、それが歯周病の進行を早めているとも考えられます。
口腔乾燥は唾液の減少を招き、唾液が持つ天然の洗浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすい環境となります。これらの状態は、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高め、結果として全身健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
高血圧の人は中等度の歯周病が健常な人の1.5倍になると報告されています。
歯肉増殖がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に定期的なプラーク除去をしてもらって歯周病予防に努めましょう。
そして、歯科治療時には、「高血圧であること」を事前に知らせておきましょう。
こんにちは、下地歯科です。
入れ歯は形が複雑で汚れを落としにくく、適切な手入れをしないと繁殖した細菌がトラブルを引き起こします。
入れ歯はあくまで人工物なので、適切なケアを行わないといろいろな不具合が生じてきます。そのひとつが汚れです。入れ歯は、基本的に毎日洗わなければなりません。
入れ歯は湿度が常に100%の口腔内に装着し、細菌や真菌などが繁殖しやすい環境で機能しています。
しっかりお手入れをして、いつでも清潔にしておきましょう!
【汚れた入れ歯が引き起こすトラブル】
- 歯周病・むし歯になりやすくなる
- 歯茎が炎症し、痛くて噛めなくなる
- 口臭の原因になる
- 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こす
- お口に白いカビ(カンジダ菌)が生える
入れ歯の汚れを放置していると、そこに生えたカビがお口の粘膜にまでうつってしまうことがあります。
それが「口腔カンジダ症」などの病気です。
口腔カンジダは、口の中にだれもが持っているカンジダというカビの菌が異常に増えることによりおこる病気のことです。
カンジダが口の中に付いているだけの初めの段階では、口のケアをしっかり行っていれば口腔カンジダ症を予防できます。
入れ歯の手入れ
①お口から外して手入れしよう
入れ歯は毎食後、お口から外して水洗いをしましょう。必ず1日1回はブラシでしっかり磨き使用するブラシは普通の歯ブラシではなく、毛の硬さや形状が入れ歯用に作られている専用ブラシがおすすめです。
②夜は洗浄液につけておく
入れ歯をしたまま寝てしまうと、高温多湿のお口の中では一晩で何億という細菌が繁殖してしまいます。就寝時は必ず外して「入れ歯洗浄液」に浸けておきましょう。ひび割れなど破損の原因となりますのでくれぐれも乾燥させないでください。
口の中が乾く病気 ~ドライマウス~
ドライマウスとは?
ドライマウスは唾液が少なくなり、口の中が乾く病気で、何らかの原因によって唾液が出にくくなったりお口の中が乾燥して、様々な症状が生じることをいいます。年齢が高くなると、お口の乾燥を自覚する方が増加し、違和感、不快感を感じるようになることがあります。
また、糖尿病や腎不全などの病気を介して起こることもあれば、ストレスや筋力の低下、さらには薬剤の副作用で起こることもあります。例えば更年期障害の不定愁訴に悩んで抗うつ剤を飲み、その副作用でドライマウスになり、唾液が出ないことにストレスを感じて、さらに強いドライマウスになっていく。つまり、複合的な病因によって、ドライマウスが発症します。
ドライマウスの改善方法は?
ドライマウスを潤すためのリンス、保湿ジェルの使用をお勧め致します。
乾燥の緩和するだけでなく、粘膜を保護し、お口の機能を助けます。
お顔の乾燥肌を潤すために、化粧水や保湿クリームを使用しますよね!
ドライマウスも乾燥肌と同じように保湿してあげる事で改善する事ができます。
気になる方は一度、歯科を受診して下さいね!
パタカラ体操はお口の代表的な体操の一つで、食べ物を上手にのどの奥まで運ぶ一連の動作を鍛えるための、発音による運動です。
人は年をとるにつれ、「ごっくん」と飲み込む力が弱くなりお口の周りの筋肉や舌の動きが悪くなります。
しっかり飲み込めずに食べ物が気管に入ってしまうと、咳き込んでつらいばかりでなく、
「細菌」も気管から肺へと入り「肺炎」を引き起こすこともあります(「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」といいます)。
普段から食事で咳き込みがちな方は、飲み込む力が弱まっている可能性が高く、肺炎のリスクも高くなっています。
その予防・改善を目的としたのが「パタカラ体操」です。
「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで、食べるために必要な筋肉をトレーニングします。
まずは「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ5文字3回ずつ発音してみましょう。
その次のステップとして、
「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回繰り返し発声すればOKです。
「パタカラ体操」には「ごっくんする力」を高めるだけでなく、
いびきや歯ぎしりの改善
・だ液の分泌が増える
・表情が豊かになる
・唾液の分泌が増える事でむし歯予防にも繋がり良い事が沢山あります。
ぜひ毎日の習慣にして、健康なお口を維持しましょう!
こんにちは、下地歯科です。
むし歯や歯周病にかからなくても、歯や歯茎は年齢を重ねるにつれ、少しずつ変化します。
よくある症状として、歯がだんだん磨り減ってきて茶色っぽくなったり、歯茎が痩せ、歯が長くなったように見えます。
口臭も気になり出します。
歯茎が痩せると、歯と歯の間に食べかすなどがつまりやすくなることがあります。
歯や歯茎だけの変化ではなく、お口回り全体の印象も変わってきます。
このように加齢変化と言われる症状は個人差があっても必ずどんな人でも生じてきます。
近年、高齢者の方々の審美(アンチエイジング)の意識の高まりから、磨り減った歯に綺麗な形の冠を被せたり、漂白によって茶色くなった歯を白くしたりする事が増えてきました。
50代以上の方のホワイトニングや矯正治療もどんどん増えています。
口元から若々しさを取り戻す事で、健康的な印象になります。
ライフスタイルによってこれからはさらにこれらの審美アンチエイジングの治療のニーズも高まっていく、と言われています(^^)
【加齢のせい】、【歳だから仕方ない】とあきらめず、気になる方は一度、ご相談下さいね。
加齢によるお口の変化はこちら
こんにちは、下地歯科です。
ご高齢者のお口の中のトラブルの一つでもある、義歯性口内炎ご存知でしょうか?
入れ歯も歯と歯ぐきもご自身のお口と同様に、専用のブラシで丁寧にブラッシングして、お口の中を清潔に保つことが重要です。
義歯性口内炎は義歯によって口の粘膜が継続的に圧迫されたりこすれたりすると、発赤や炎症、潰瘍などができ、口内炎の原因となります。
義歯の裏側の歯肉と接する部分に歯垢(デンチャープラークと言います)がつき、そこにはカンジダ菌が多数含まれており、発赤や出血の原因となります。
主な症状はお口の中のあらゆる所に白くて柔らかいコケのような膜ができたり腫れや痛み、出血、味覚の変化などで、傷口にしみたり、味覚が変わったりすることもあります。
義歯性口内炎を予防するためには、お口の中と入れ歯の両方を清潔にしておくことが大切です。
入れ歯と粘膜の間は非常に汚れが溜まりやすく、水分を含んでいるので細菌も繁殖しやすくまります。
そうなるとカンジダ菌にとって住みやすい環境となっています。
また、カンジダ菌は常在菌であり通常であれば病原性が低いので悪さをすることは少ないですが、免疫力や体力の落ちた人は口内炎、食道炎、心内膜症などを起こすことがあります。
ご高齢の方は特に免疫力が低下した時などに口内炎を引き起こす事が多いかと思います。
高齢者は口内炎だけはなく、お口の中の清掃が正しくできていない場合は、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因にもなりますので、日頃から口の中と入れ歯の清潔に気をつけていきましょう!
「義歯が合わない」などの不具合をしっかり調節するとともに、義歯と歯肉の両方をしっかりブラッシングして、口の中を常に清潔に保つことが重要です。
https://www.houmonshika.org/oralcare/c46/
日本訪問歯科協会のホームページに、義歯性口内炎が掲載されています。
こんにちは、今福鶴見の下地歯科です☆
当ホームページに、シニア歯科、という項目を作成しました☆
当院はシニア世代(65歳以上)の方のお口の健康を守るお手伝いを積極的に行います。
日本人の平均寿命は女性87.14才、男性80.98才です。しかし健康寿命は女性75.56才、男性71.11才で約10年の開きがある事が分かります。
食べたい物を美味しく食べる為には、お口の機能がしっかりと働く事が大切です。
その為に、当院では、高齢者の方々に元気良く通って頂ける医院として、噛む大切さ、定期検診の大切さをお伝えしていきたいと思います。
お口は生きる上で大切な器官です。
高齢者の方がいつまでも若々しく笑顔で健康的に暮らしていくためには、心身のおとろえを予防することが大切と考えます。
高齢者の方のお口の状態は若い世代と違った特徴として、治療のあとや入れ歯が多く、全ての歯が揃っていることがとても少ないため、入れ歯や様々な治療による詰め物、被せ物が多く見られます。
お口は、「食べる」・「呼吸する」・「話す」・「笑う」など、生活の質を高め、心身共に自立した生活を送る事に欠かせない大切な役割をする器官です。
入れ歯の調子が悪い、噛めない、など様々なお悩みがあります。
当院は、このシニア世代に気軽に通って頂ける歯科医院として、お口の健康のお手伝いをしていきたいと思います☆
小さなお悩みでも構いません!
是非、ご相談下さいね☆